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３−６　例外




　本システムでは以下の例外クラスを使用します。

３−６−１　class UExcep

　　class UExcep extends RuntimeException

　　プロパティ
　　int errno;
　　int adderr;
　　String errmsg;
　　String addmsg;

　Ｊａｖａ　ＶＭよりスローされた例外は、捕捉されこの例外が新たにスローされ
ます。また、Ｊａｖａ　ＶＭで例外とならず、プログラム上によるチェックで電文
異常・入力ミスなどが見つかった場合も、この例外をスローします。
　エラーの種別（下記のerrno）に従い各メソッドで適切なエラー処理をおこなない
ます。

３−６−２　例外種別・処理基準

　例外は番号により分類されます。
　発生時の処理基準は以下のとおりです。

３−６−２−１　システム内部で回復可能な例外
　errno　200-299

　クライアントサイドの入力誤り
　　class MissExcep extends RuntimeException
　　プロパティ値
　　errno 210-219
　　errmsg 個別の誤り修正促進メッセージ
　
　　errmsgの内容を表示し、操作者に再入力を促す。

３−６−２−２　システム内部で回復不可能な例外
　errno 300以上

　java.lang.Exception （RuntimeException以外）
　　errno=300-399

　java.lang.Exception.RuntimeException　（UExcep以外）
　　errno=400-499

　エラー発生メッセージを表示し、操作者に処理の打ち切り、エラー報告を促す。

３−６−２−２−１　サーバ側処理における例外
　　　class SrvExcep extends RuntimeException
　　　errno 700-799

　　　電文不正（サーバ側で発生）
　　　　errno=720-729
　　　環境変数異常
　　　　errno=740-749
　　　SIDが不正
　　　　errno=761
　　　ＤＢアクセス時エラー発生（付加コードあり）
　　　　errno=780-789

　　ローカルな処理での例外
800-899
　　　class CliExcep extends RuntimeException
　　　電文不正（クライアント側で発生）
　　　　errno=820-840

　java.lang.Error の発生
　　errno 920
　　便宜上エラー番号を割り当てているだけで、捕捉などの処理はおこないませ
　　ん。

　　+-Throwable
　　　|
　　　+-Exception
　　　|　|
　　　|　+-MissExcep 210-219　入力ミス、再入力促進し再実行
　　　|　| ^^^^^^^^^
　　　|　+-MissExcep,RuntimeException以外 300-399
　　　|　|
　　　|　+-RuntimeException 400-899
　　　|　　 |
|　　 + UExcpe以外 400-499（Javaで定義されている）例外　致命的バグ
　　　|　　 |
　　　|　　 +-UExcep ユーザ定義例外
　　　|　　 ^|^^^^
　　　|　　 　+-SrvExcep 700-799 サーバサイド例外
　　　|　　 　| ^^^^^^^^ 　720-729 電文不正
　　　|　　 　|　　　　　　740-749 環境変数異常
　　　|　　 　|　　　　　　761　　 SID不正
　　　|　　 　|　　　　　　780-789 電文不正
　　　|　　 　|
　　　|　　 　+-CliExcep 800-899 クライアントサイド例外
　　　|　　 ^^^^^^^^
　　　+-Error　>900 実行不可、致命的

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