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2 環境・ツール

 このシステムの動作条件・開発環境・ツール・手法について説明します。
 まず、できるだけ多くの人に利用できることを考えました。
 それだけではなく,費用的に個人で負担できること、私がそこそこのノウハウを
もっていて、作成可能というのも重要な要素でして、必ずしも理想的な環境・ツ
ールとなってないかもしれませんが、、、
 タダのソフトの寄せ集めですね。
 下に図がありますが、ブラウザでURLを参照するとJavaのクラスファイ
ルがロードされ動作します。
 操作に応じてサーバ側のCGIを起動し、CGIは必要に応じてPostgr
eSQLのデータベースにアクセスし、結果を返します。
 CGIから返される内容をJavaで編集などしてブラウザに表示する形態と
なっています。

 図2

 サーバ側            インタネット  クライアント側


2−1 クライアント
 まず、どこでも簡単に使えるという観点から、クライアントソフトはJava
アプレットにしました。インタネット環境であれば、簡単にシステムが使える。
という発想でしたが、使用するOS環境、ブラウザによっては問題があります。
詳細はこちらを参照してください。
 Javaは一度書けば、どこでも動くという理想のソフトですが、現実はなか
なかついていってないというのが、事実です。
ですが、インストールしなくてもブラウザ上で容易に任意のアプリケーションを
実行できるのはJavaのメリットだとおもいます。
 JDKは1.1をベースに開発しています。
 Javaの開発ツールなんですがレイアウトマネージャーは使用してないので、画
面レイアウトの確認にJBuilder Personalを使用してます。

2−2 サーバ
 これは迷いなくLinuxで、DBサーバはPostgreSQLを採用しま
した。タダというのは大きいですが、このシステムを開発・運用する上で最適な
選択だとおもいます。
 サーバ側のソフトはC言語でPostgreSQLの埋め込みSQLを使用し
たものとなっています。この点は作成者の得意分野というところに大きく影響さ
れています。込み入った処理や速度を要求される部分はあまりないのでpgba
shを利用してもできたとおもいますし、Javaを使って、クライアントと統
一したほうがよかったかともおもっています。

2−3 クライアント・サーバ間通信
 
私としてはソケットを使うなんてやりたかったのですが、これはProxy
経由でしか外部インタネットにアクセスできない環境で動作させるシステムを作
成するのは困難(なんかいい方法あったら教えて)なので、CGIという形で実
現しました。これであれば、Proxy経由でもアクセス可能です。

 全体的にいうと、Javaサーブレットで実現したほうがよかったかなー
とか、JavaScriptだともっと簡単にできるのでは(よくわかってない
ですけど)考えることもあるのですが、この方式で特に問題なくシステム化けで
きています。

2−4 マスターメンテ
 あと、上の図にはないですがデータメンテナンス用にODBC経由でWind
owsのAccessより、PostgreSQLデータベースにアクセスし、
スコア、リゾートといったマスターデータの保守をおこないます。
 データ結果の集計機能などAccessで作成しようかと考えています。

 Apache、PostgreSQLなどのバージョンについては”現環境”
に説明していますが、さほどバージョンによる問題はないとおもいます。
JavaはJDK1.1以上をサポートしていないと動作しません。

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